このページでは初心者には知識の向上、熟練者には初心に戻った復習になる”バイクの種類”について説明していきます。
バイクの種類はたくさんあり、現代ではその種類も細分化されて「見極める、区別する」のが割と大変になっていたりもします。
基本的には大枠を抑えておけばそこから派生する種類が多いので、いくつか知っておけばどんどんと細かいバイク種類も自然と覚える事が出来ますよ!
この記事がおすすめな人
- バイクの種類を知りたい初心者
- バイク選びを振り返りたい熟練者
- これからバイクに乗るけど、選ぶ参考が欲しい人
こんな人におすすめです。
バイク選びにおいて、バイクの種類や特徴を知る事は大切な事です。
バイクの種類とその種類ごとの特徴を知る事で”自分の思い描く走り”や”バイクライフ”とのギャップが生まれづらく、自分にピッタリのバイクを選ぶ事が出来ます。
なので、これからバイクに乗る初心者から乗り換えなどを考える熟練者まで知っておいて損は無い要素なんですよね!
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バイクの種類ってどれくらいある?乗りたいバイクを決める1つの要素
バイクメーカーでは「どんな走りをするか?」「どんなツーリングシーンに合うか?」「どんなデザインが今流行りか?」という事を元に色々な種類のバイクを出しています。
その為、その時々の流行っている種類のバイクがメーカーラインナップ(生産中バイク)の中に入っており主力バイクとして販売されています。
でもバイクには”新車と中古車”の両方から購入する事が可能なので、今流行りのラインナップからも昔流行ったバイクからも選ぶ事が出来るので、バイクの種類を知っておいて損はないのです!
それでは見ていきましょう。
ネイキッド
ネイキッドバイクはバイクの種類で言えば一番スタンダードな形であり、初心者~熟練者まで馴染みが深い種類である事は間違いありません。
教習者でもネイキッドが採用されており、その”扱いやすさ”や”乗りやすさ”が際立っているバイクである事は間違いありません。
ネイキッドという名前の由来は「ネイキッド=裸」という所からきており、エンジンがむき出しという意味でそう呼ばれています。
昔から現代まで愛されているバイクの種類であり、いつでもファンが多く乗っているライダーも多いです。
基本的な特徴は以下…
- 丸目一灯のヘッドライト
- 丁度良い高さのハンドル位置
- 高すぎず、低すぎないシート高
- バランスが良く扱いやすいエンジンと車体
- シート下の積載が多少
- 中型から大型まで充実
バランスが良く扱いやすい事に定評のあるネイキッドバイクという褒め言葉が定番です。
が、逆に中途半端という様な声も聞こえるのがネイキッドバイクです。
スーパースポーツの様に走りに特化しているわけでも無く、アメリカンクルーザーやツアラーの様にツーリングに重点を置いているわけでも無い…だから中途半端だと。
しかし、ネイキッド好きが多いという事からも分かる通り乗りやすく優秀で長く愛用出来る種類である事は間違い無く、どんな人にでもおすすめ出来る種類なのです!
向かない走行は”オフロード走行のみ”です。それ以外は難なくこなす優秀なタイプ。
ネイキッドはどんな人にもおすすめなバイクであり、とてもバランスの良いバイクです。
自分に合うバイクが分からないという人はとりあえずネイキッドを選んでおけば満足に楽しむ事が出来るのは間違い無く、長く付き合って苦になる事が無いです。
スーパースポーツ
通称SS(エスエス)はS(スーパー)S(スポーツ)の略称であり、スーパースポーツバイクはサーキットやレースシーンでそのまま走行出来るような高い運動性能と寝かせるバンク走行に向いているバイクです。
この様なフルカウルのレースシーンライクなバイクは昔では「レーサーレプリカ」と言ってレーサーの扱う様なバイクと言う事で親しまれていました。
しかし現代でもスーパースポーツという種類の愛称で親しまれており、ファンも多い。
一定数のファンが付いており女性から男性からと性別問わず人気があり、比較的若い層に人気のある種類でもあります。
セパレートハンドルというハンドルが左右に分かれているハンドルが定番であり、前傾姿勢で乗るスタイル。
最近のスーパースポーツでは、レースシーンなどに特化したようなタイプももちろんあればハンドル位置がちょっと高くなりツーリング向けにマイナーチェンジしているモデルも存在します。
基本的な特徴は以下…
- フルカウル(車体全体がカウルに覆われている)
- シート高が高く、バンク走行(寝かせる走行)に向いている
- 前傾姿勢の乗車スタイル
- 高回転型のエンジンでトルクよりもパワー重視
- 国内4メーカーで気合を入れて開発している
- 中型~大型まで充実
- 積載スペースは皆無
スポーツ走行に特化しているバイクは連続なワインディングロードとかを楽しむ事ができ、そのような道へ行くのが楽しみになります。
前傾姿勢の角度はモデルによってさまざまであり、キツイ角度のバイクの場合は長距離のツーリングが大変になる場合があります。
フルノーマルで全体的にスポーティに仕上げられており、人によってはカスタムが必要ないと思う場合がありますね!
オンロードに強く走る楽しみを教えてくれるモデルなのは間違いありません。
乗りやすいモデルからクセのあるモデルまで存在しており、乗りやすいモデルを選んだ場合は”自分の腕を過信してしまうライダー”もいないわけでは無く事故につながる例も少ない無いのでそこは肝に銘じておきましょう。
ストリートファイター
ストリートファイターは簡単に言うと「SSのスペックをそのままにネイキッド化」したという派生から生まれた種類のバイクです。
ネイキッドの派生かと思いきや、どちらかと言えばSSからの派生です。
エンジンはSSモデルからの流用であったり、SSモデルのエンジンベースから作られていたりと聞けばその理由も分かりやすいですが根本はもっと別の所にあります。
海外でSS乗りが峠などの走行で転倒などを繰り返し、使えなくなった邪魔になったカウルを取り払い走れる状態にしたものがストリートファイターのもとになったスタイルと言われているからです。
SSエンジンを積んでいたりするのでエンジンスペックは申し分なく、スピードが出せる分カウルによる防風が欲しい所だが、それではストリートファイターでは無いんですよねw
ストリートファイターは戦闘的な攻撃的なフロントフェイスをしており、これを気に入るライダーも多いです。
基本的な特徴は以下…
- スペックはSSと同じくらい高い
- SSと同じくらいのスピード力でも防風性が低いのでちょっと辛い時もある
- 攻撃的、戦闘的スタイルはハマれば愛着がかなり湧く
- 現在の1つのバイクトレンドであり、メーカーの気合も入っている
- SSの新型が出ればストリートファイターの新型も出やすい
- メーカーラインナップも豊富
- SSよりもハンドルポジションが楽
基本的なベースはSSなので、SSの新型が出ればストリートファイターの新型が出る期待も十分に持てるというつながりがあります。
SSと同じようにオンロードのスペシャルモデルである事は間違い無く、直線もワインディングもオンロード上では敵なしですよ!
見た目自体は攻撃的であり決して可愛くない…
そんなストリートファイターは好き嫌いが分かれる種類のバイクでもあるが、どちらかと言えばかっこいいと褒めるライダーの方が多い。
SSよりもハンドルポジションが楽なので、峠などのキツ目のワインディングもツーリングも比較的楽に楽しみたい人におすすめです。
クラシックバイク
クラシックバイクは文字通り「クラシカルな雰囲気を持つ」バイクです。
クラシカルってどんなの?と思うかもしれませんが、イメージしやすい説明だと昔ながらの雰囲気を持っているという意味ですね!
しかし、そのへんの線引きは難しく”かなり昔のバイク”だと旧車と呼ばれたりします。
1つの基準としてはそこそこ古いバイクはクラシックバイクだと思っておけば余程大丈夫でしょう。
そして、そんなクラシックバイクは現行モデルに無くても中古車で球数が多く状態もまちまちと言った感じです。
昔から現在までスタイリングが変わらず生産が続いているモデルなどもクラシックバイクと呼ばれます。
この手の呼び名で混同されやすいのが”ネオクラシック”です。
基本的な特徴は以下…
- 古く渋さのある見た目
- メッキパーツが多めであり、確かに昔っぽいと納得できる
- 丸目1灯ヘッドライト
- ミラーが丸形
- ひと昔前まで生産していたモデルや、昔から今まで生産される現役
- 鋭角なパーツが少なく比較的丸いパーツが多い
- 今の尖っているバイクデザインとは反対の印象
たくさんのバイクを見慣れている人であればクラシックバイクは一目見るだけで確かに昔っぽい雰囲気という様にすんなりと納得出来るでしょう。
難しい点はネオクラシックとの違いであるが要点として「ネオクラシックはクラシカルな見た目の中に先端技術が搭載されている最近出たモデルや復刻モデル」と覚えておけば区別がしやすいですよ!
クラシックバイクで基本的に現役なのはSR400くらいかと。
他でクラシックバイクを探そうと思うなら中古車が早いです。
それ以外のクラシックな見た目のモデルはネオクラシックだったり、クラシックとさえつかない種類のバイクだったりします。
ネオクラシック
ネオクラシックバイクは新しいと古いの融合を見事に果たした種類のバイクです。
見た目はクラシカルで古臭いのに搭載されている機器やシステムは先端技術!と言うのがネオクラシックバイクの定石パターンです。
昔あったモデルが生産中止から長い時を経て復刻したパターンのものもあれば、真新しく「古めかしい見た目と先端技術でまとめられた」最新モデルもネオクラシックだと言えます。
間違えやすい所や、誤解を生みやすい所を例に挙げるとすると昔から現代まで生産が続いているロングセラーモデルはクラシックバイクと呼ぶべきなのだが”ネオ”を付けてしまう場合…
先端技術も搭載されておらず、あまつさえキャブ車のモデルに対してネオクラシックと呼んでしまう場合などがあります。
基本的な特徴は以下…
- 国内の代表的名モデルは「Z900RS、XSRシリーズ」など
- 最近のバイク市場の1つのトレンドであり、人気も高い
- 間違い無くこれから市場を引っ張っていくスタイル
- 人気が高いので登場から浅くでもカスタムパーツが多い
- クラシカルな見た目は昔も今も人気が高く、時代を選ばない
- エンジンスペックはまちまち
- モデルによってはよりクラシックにするか先進的にするかカスタムで選ぶ事が出来る
正直言って境界線や見極めが難しい種類のバイクではあります。
が、要点をおさえてさえすれば割と簡単に区別する事が可能です。
ネオクラシックバイクという名前が登場して、まだまだ日が浅い段階ではありますがそのスピーディな定着ぶりが人気を表しているようですね!
どっちつかずと言えば半端な印象になりますが、昔ながらの見た目が好きという人であれば中身は新しくなって昔の見た目っぽさのバイクと言うのは割と夢のような設定だったりしますよね。
これからどんどんと増えていくであろう種類のバイクです。
市場的にも注目度が高く、新型を出してもチャレンジし過ぎなければ基本的に売れる傾向があるでしょう。
それだけこのような見た目はウケが良く、求めている人も多いのでしょう。
国内・海外モデルを合わせるとカスタムパーツの多さはモデルによってまちまちなので、カスタムも視野に入れている人は多く出ているモデルの中でよく考えて決めると良いでしょう。
アメリカン(クルーザー)
アメリカン(クルーザー)はツーリングに向ている種類のタイプです。
ホイールベースというフロントタイヤの中心~リアタイヤの中心の距離が長く、太めのタイヤと合わせて直進安定性に優れているバイクです。
横幅の大きさはまちまちであり、スタイリッシュなものから大柄なものまで様々ですがフロントからリアまでの長さ(大きさ)は他の種類のバイクと比べて大きいです。
シート高も低いのでバイク初心者の「停車時のふらつく不安」を持ちにくいものでもあり、女性や低身長な人の「足つきの不安」も持ちにくいメリットがあります。
直進安定性の良さ、シート高の低さとシートが比較的厚くふかふかである事を合わせてツーリングに向ている種類のバイクとして有名です。
長距離ツーリングでもお尻が痛む事が無く、楽に距離を伸ばす事が出来ますが逆に山道や峠道を攻めると言った細くワインディング角度がキツイ道の走行には向いていません。
カスタムパーツや目指せるスタイルが多く、走行の他にもカスタムする楽しみもアメリカンバイクの醍醐味と言えます。
基本的な特徴は以下…
- 直進安定性が高い
- カスタムパーツが多い
- カスタムスタイルの幅が広い
- ワインディングに向かない
- 国内現行モデルラインナップが減りつつある
- 重量が重め
- 楽なライディングポジション
- 重厚感と圧のある車体やスタイリング
ドコドコとマイペースに走行するのが合う車両であり、カスタムパーツが多いので自分色のバイクにカスタムしやすい種類。
重量が重たく、ホイールベースが長い事が直進安定性に繋がっていますが代わりにブレーキング性能などはスポーツバイクに比べて弱く、急に反応するのが難しい。
スポーツ走行には全く振っていないので無理な走行をしようとすれば危険へとつながるのでしっかりと合うライディングを行うのがベスト。
もともと車両自体には積載性能がありませんが、サイドバッグなどでの拡張性能が大きいのでやはり長距離ツーリングや旅行ツーリングなどの距離を稼ぐツーリングが向いています。
最近であれば大ヒットアメリカン「ホンダ:レブル」の様に、比較的軽量でワインディングを視野に入れた”スポーツアメリカン”も出ており、幅が若干広がっている。
が、あくまで少しの性能アップなのでネイキッドやSSの様な走行は難しいと考えておきましょう!
オフロード
オフロードバイクは未舗装の荒れた道を走行するのに適している種類のバイクになります。
特徴的なごつごつした”ブロックタイヤ”を装備しており、荒れた道の衝撃吸収をする為に前後のサスペンションのストローク量(可動量)が多くなっているのが特徴的です。
全体的にスリムなボディをしており、とても軽量なので運動性能が高く基本的にどんな道でも難なく走行する事が可能となっています。
その代わりにどのモデルも基本的にシート高が高く、女性や低身長なライダーには選択するハードルが高め。
身長に自信は無いがどうしても気になるモデルがあるという場合は”一度またがって見る事”をおすすめします。
理由はシート高は高いが、サスペンションが柔らかいのでシートに座ると結構沈み込んでくれるので、その状態で地面に足が付くのであれば選択肢として入れるのはありでしょう!
見た目のスリムさとは裏腹にオフロードでの転倒や激しい走行を加味して開発されているので丈夫なのが売り!長く愛用出来る種類のバイクである事は間違い無いです。
基本的な特徴は以下…
- 悪路走行に適している
- 大は小を兼ねるでは無いが、悪路が走れるバイクは舗装路も走れる
- サスペンションが優秀で衝撃吸収力が高い
- 軽くスリムで運動性能が高い
- インチが大きめのタイヤを装備している
- 丈夫なボディで長く愛用出来る
- シート高が高く低身長ライダーにはハードルが高い
- 見慣れた舗装路以外にも林道やハードな砂利道をトライ出来る
- 125~250ccが主力
オンロード以外にも挑戦したいライダーに向いているオフロードバイク。
自分の手足の様に反応してくれる軽量なボディは操作する楽しさを感じる事ができ、悪路を走行するスキルが上がれば上がる程、オンロードでの手元の操作は上手くなる。
オフロード用のブロックタイヤを履いているが、オンロード用のホイールやタイヤに変える事ができてどちらの道も柔軟に対応する事が出来ますよ!
とても軽量でサスペンションが柔らかいので、オンロードを比較的速いスピードで走行しているとふわふわと接地感が無い印象になり、恐怖を覚える事も少なくありません。
しっかりと路面を感じて走行出来る事が出来れば、オンオフ両方の道で楽しめる相棒となります。
モタード
モタードはオフロードバイクをオンロード用へとカスタマイズされた種類のバイクと考えると早いです。
車体の軽量さや、サスペンションの優秀さはそのままにオンロード用の足回りへとカスタムされているので扱いやすさをそのままにオンロードに向いているバイクへと変身した姿がモタードです。
オフロードバイクをモタード化する事も可能と説明しましたが、モタードをオフロード化する事も可能です。
しかし、基本的にオンロードを走りたい人は「モタード」を選びオフロードを走りたい人は「オフロード」を選びます。
オフモタのどちらかを選び、どうしても違う道に向いているバイクへと変身させたい場合に行うものです。
シート高も高く、扱いやすさも十分なのでSSやネイキッドとは違ったオンロードの楽しみ方を望む事が出来ますよ!
基本的な特徴は以下…
- どうしてもと言う時はオフ車へと変身させることも可能
- サスペンションが優秀で衝撃吸収力が高い
- 軽くスリムで運動性能が高い
- オフロードよりかはインチが小さ目のタイヤ
- 丈夫なボディで長く愛用出来る
- シート高が高く低身長ライダーにはハードルが高い
オフ車よりも出来る幅は限られてきますが、SSの様にオンロードに特化しているバイクである事は間違いありません。
オフロードもそうですが、モタードもバイクの中では比較的変わった見た目をしています。
その為、好き嫌いが出る種類のバイクと言うのも間違いは無いでしょう…ただ、この見た目を気に入るのであればフルノーマル状態でも満足する事も出来ますし、もっと個性を出したい場合はステッカーチューンなどの道も楽しいですね!
高性能サスペンションや柔らかさは、段差で上下したバイクのタイヤをしっかりと路面に設置されたままにする事が出来ます。
その為、ワインディング中などに不意に段差で少し浮いてしまったとしてもしっかりと路面と接地させておいてくれるので軽いながらもしっかりとした接地感を持っています。
アドベンチャー
アドベンチャーバイクは最近のバイク市場の1つのトレンドです。
アドベンチャーは一昔前の「デュアルパーパス」というジャンルと同じだと考えれば早い話です。
つまりオンロードはもちろんの事、ちょっとしたオフロードもこなす事が出来るバイクと言う事です。
アドベンチャーと聞くと日本人であれば”冒険”というワードを思い浮かべると思いますが、それもそのはずで冒険の様なツーリングに向いている種類のバイクです。
普段通りオンロードを走りながらふと気になった比較的路面状況も悪くない山道であればどんどんと進んでいく事が出来ます。
アドベンチャーの良さはそれだけでは無く「パニアケースやトップケース」を装備する事により長距離ツーリング特化の積載なんでもござれ!なとても優秀なバイクです。
基本的な特徴は以下…
- アメリカン(クルーザー)とは違うツーリングでの楽さがある
- オンロードは十分に、オフロードは適度に楽しむ事が出来る
- 積載量拡張性がかなり高い
- 大柄な見た目とは裏腹に比較的扱いやすい
- 最近では250ccクラスでも充実したラインナップ
- トレンドジャンルでありメーカーの気合も十分
- 「Vストローム250」なんかは1台で十分と言われる程優秀
アドベンチャーバイクは最近では国内・海外モデル共に熱い種類のバイクです。
キャンプに対してかなり人気が高まっており、キャンプツーリングをこれから始めようと思っているライダーも多い。
キャンプツーリングの様なアウトドアとツーリングを掛け合わせた乗り方などでかなり活躍し、他のどの種類のバイクよりも活躍してくれるでしょう!
ベタベタに褒められているモデルは「スズキ:Vストローム250」であり、これがかなり優秀との事。
その他では「ホンダ:CB400X」であればかなりバランスのとれたバイクであり、コチラのモデルも1台で幅広くこなしてくれて十分に満足出来ます。
ツアラー(メガスポーツ)
ツアラーモデルは見た目的にはとても大きなSS(スーパースポーツ)のような感じです。
しかし、SSの様にレーシーさを求めて軽量化を頑張っているわけでも前傾姿勢で空気抵抗を出来るだけ減らそうとしているわけではありません。
あくまで”ツーリングに向いているバイク”を目指して開発されている種類のバイクの為、乗りやすさや快適さを重視しています。
その為、ハンドルは比較的高い位置にあり薄すぎずお尻がズレにくく面積のそこそこあるシート、足つきはそこそこにと言う感じの装備をしています。
SSに似た見た目をしているのは走行風をライダーの身体から守る為に搭載されている”フルカウル”によるところです。
基本的な特徴は以下…
- 大柄で重量のあるSSみたいな種類
- SSと比べて足つきは良い方
- 大きめシートでツーリングでお尻が痛くなりにくい
- 重量があるので機敏な動きをするのは大変だが、長距離に快適
- フルカウルで防風性は優秀
- 大型でのラインナップが充実している
- メガスポーツと呼ばれる場合もある
ツアラーは別名「メガスポーツ」と呼ばれるモデルも多いです。
単に排気量の大きなSSというイメージで、トルクもありスピードを出す事も出来るツアラーはそう呼ばれる事に違和感はありません。
パニアケースやトップケースを装備するポテンシャルも持っており、ツアラーというだけあってかなりツーリングに向いているバイクである事は間違いない。
ツアラーは排気量が大きいモデルが多く、ハンドルが高めでシート高がきつくないという印象があります。
排気量が大きいのでアクセルをひねれば簡単にスピードを出す事が出来ますが、重量が重たい分止まるのも時間がかかります。
エンジンや足回りはどちらかと言えば優秀なモデルが多いですが、気を付ける必要はあります。
トラッカー(ストリート)
トラッカーはダートトラックレースから来ている種類のバイクです。
ダートトラックとは舗装された道では無く、ならされた平らな土の上を走行するレースなのでそのような道に向いているバイクとなっています。
完全なオンロード寄りのタイヤでは無く、凹凸の大きくない小さめのブロックタイヤを履いているモデルが多く、ちょっとしたオフロードも走る事が出来ます。
もちろんそんな機会の方が少なく、オンロードである公道の方が走る機会が多いですね!
車体は小さく軽くサスペンションは柔らかめであり、乗りやすく扱いやすい種類のバイクです。
その見た目はトラッカーと言うよりは街に向いているストリートと呼ぶ方が馴染みのある人も多いのではないでしょうか。
その呼び名が似合う様にスリムで小柄、軽量な車体は街乗りのストップ&ゴーも楽に行う事ができ、スイスイと乗り回す事が出来ますよ!
基本的な特徴は以下…
- 軽量でスリムで小柄な車体
- 扱いやすく乗りやすい
- 小、中排気量モデルはパワー不足を感じる場合がある
- 長距離ツーリングはちょっと大変
- スピード走行よりかはマイペースにヒラヒラとした走行が合う
- 比較的安価
- 簡易的なパーツ搭載状態なので、カスタムの自由度も高くDIYもしやすい
人気のある代表的名トラッカーは、その多くはカスタムをされており自分だけのバイクを作っている人が多いです。
カスタムがしやすく、自分だけのバイクを作るという目的でカスタムベースとしてトラッカータイプを選ぶ人もいます。
ちょっとした目的地までの移動や、普段使いの足としてはかなり優秀な乗り物となります。
トラッカータイプは秀でた人気が無いので、メーカーもそこまで頑張ってはいません。
現在ではメーカーラインナップに無いので国内メーカーモデルは中古しか無く、新車を求めるのであれば海外モデルを選ぶ必要があります。
スクーター
スクーターはとても利便性の高いバイクとして知名度がありますね!
スクーターにも50cc~大型まで幅広い排気量があり、よく「バイク」と認識されるMT(ミッション)車とはちょっと乗るスタイルが違うだけで立派なバイクですよ?
MT車と違ってライダーによるシフトチェンジの必要が無く、アクセルをひねるだけでぐんぐんとスピードを増して走ってくれるのはとても楽ですね。
ほとんどのスクーターのシート下には荷室が備えられており、割と多くの荷物が積載できる事からバイクに興味の無い人でも50ccや125ccであれば車両本体の安価な点と利便性を気に入って乗っている場合がありますよね!
基本的にスクーターはその利便性から「生活に密着した」便利な乗り物という印象が強いですが、実はそれだけではありません。
基本的な特徴は以下…
- 他のタイプにはなかなかない荷室などの利便性が高い
- 運転が楽
- 走行風での疲れがあまりない
- 普段使いイメージが強い
- 原付クラスの人気が高く、小回りが利き、燃費が良い
- 250cc以上のクラスになると車体サイズがいきなり大きくなる
- 原付クラス50~125ccは扱いやすい
- 250cc以上は小回りが利かず、初心者には扱いづらいかも
軽快な走行をも考えられているモデルも存在していて、そんなモデルは”エンジンスペック”が基本的に高くスピードが出やすい特徴があります。
更には重量が軽量であったり、ブレーキの効きがよかったりなど走行面に機能を振っている場合もあります。
その逆に荷室が小さかったりなど利便性が少し弱かったりもしますが、走行性も利便性も両立されているモデルもありますね。
日本でのスクーターでは利便性が良いというイメージが付くのは当然であり、基本的にはそのような開発をされています。
中には違うものもありますが、ごく一部の話。利便性を求めるなら国内メーカーがベストですね!
逆に走行や見た目を重視したい方は海外メーカーがおすすめ!
海外メーカーは日本とは逆に、走行性能やデザインに気合が入っているのでそちらを重視するなら海外モデルを見た目で選ぶのが良いでしょう。
バイクの種類まとめ
バイク乗りと言うのはどれだけ時間が経ったとしても、昔のバイクが好きという層は一定数存在します。
そうなってくるとバイクの種類が減る事は無く、どんどんと増える・細分化する・派生する事ばかりです。
どんどんと種類が増えると区別や見極めが難しくなってきますが、全てを覚える必要はありません。
バイク選びなどの際に目に入り気に入ったモデルの”種類はどれで、どんな特徴がある?”と言う事をその都度に確認する事が出来れば十分なのです。
バイクの種類をたくさん知っている事は別に偉い事では無く、そこまで自慢になりません。
バイクの種類を知るのはそんな事よりも、自分自身のバイク選びや友人のアドバイザーとなる時に思い描くバイクライフと購入を検討しているモデルにギャップが無いかを確認する為の指標として使う方がよほど大切になってきます。
バイクの種類を知る事で上手なバイク選びをしましょうね!
と言う事で、現場からは以上です。
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