バイクのオイル交換時期!実はメーカーは3,000km毎は推奨していない!?

バイクの交換時期の「実は」を紹介するページのタイトル画像

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バイクのオイル交換時期と聞くとライダーの人達のイメージパターンとしては大きく分けて2つになるかと思います。

・3,000km走行毎か半年経過のどちらかが訪れた場合
・5,000km走行毎か半年経過のどちらかが訪れた場合

これらは正直言ってどちらも間違ってはいません。

にわとり君

ははーん、どうせ走行の仕方によるとか言うんじゃないの?

もちろん走行の仕方や頻度、エンジンの回し方も影響を与えますが、それを言い出すとキリが無いので、このページではそれらについては触れません。

そうでは無く、ライダーの走行によるものでは無いところを今回はメインに説明していこうと思います。

オイル交換時期の「実は…」に触れる部分ですからね!

このページがおすすめな人
  • オイル交換時期が知りたいバイク初心者
  • オイル交換の一般的な交換時期が腑に落ちない
  • え、メーカーは3,000km毎なんて言ってないの!?

こんな人におすすめですね!

革新的な情報というわけでも無いですが、一般的に出回っている交換時期に疑問を持っていたり、何故バイク屋やベテランライダーはそう言っているのか?というのを知りたい人は読んでみても良いかもしれませんよ!

目次

バイクのオイル交換時期の「実は…」を紹介!何故3000km毎を推奨されるのか?

オイル交換のイラスト画像

バイクのオイル交換時期でよく言われる距離は「3,000km毎や5,000km毎」、期間であれば「6か月」かと思います。しかし、実は…メーカー推奨はこんな感じではないんですよね!

メーカー推奨の交換時期はよく言われている「3,000km/半年後」では無い

実は国内3メーカーで推奨されている交換時期は、一般的に普及しているタイミングとちょっと違うのです。(カワサキの情報が見当たらないので3メーカーで…)

ホンダの場合

ホンダのロゴ画像
空冷3,000km毎または1年毎
・250ccまでの水冷
・ドライサンプ車
・オイルクーラー付空冷
6,000km毎または1年毎
251cc以上の水冷10,000km毎または1年毎

空冷や水冷はエンジンを冷やす方式の事だよ!

ラジエーターやクーラントが無ければ空冷、あれば水冷って覚えておこう!

メモ…

だし、初回(新車購入時)から1,000km走行後のオイル交換はどの場合でも推奨されています。

詳しく知りたい人は引用元のホンダ公式ページをチェックしてみて下さい。

ヤマハの場合

ヤマハのロゴ画像
・125cc以下の水冷
・50cc以下の水冷
・50cc以下のオイルクーラー無し
3,000km毎または1年毎
・126~250ccの水冷
・ドライサンプの空冷
・オイルクーラー付き空冷
・51cc以上の水冷スクーター
6,000km毎または1年毎
251cc以上の水冷10,000km毎または1年毎
メモ…

ヤマハも初回購入時から1,000km走行後のオイル交換は推奨されています。

表のそれぞれの項目内に車種指しでの説明もありますが、ここでは割愛します。詳しくはヤマハ公式へ。

スズキの場合

スズキのロゴ画像
空冷3,000km毎または1年毎
・強制空冷
・油冷、水冷
6,000km毎または1年毎
メモ…

スズキも初回購入時から1,000km走行後のオイル交換は推奨されています。

強制空冷と言うのは整備士として働いていた頃も聞いたことが無く、ネットで調べてみてもシリンダーライナーやシリンダーヘッド(エンジンの一部パーツ)などを冷やす為の機構としかわからなくどういったものかはよく分かりません!

強制空冷についての詳細はありませんが、オイル交換時期について詳しく見たいならスズキ公式へ。

こんな感じで国内メーカーで説明されています。

全て3,000kmでも無いし、5,000kmは全く出てこないね…

期間は半年どころか倍の1年という表記ばかりだね…

なんて思ったんじゃないでしょうか?

ではなぜ3,000km毎や半年と言われているかについて整備士の観点から説明していきます。

オイル交換に早すぎるは無いが、遅すぎる事はある

オイル交換 早すぎは? 遅すぎは?の画像

オイル交換をするというのは新鮮なオイルに交換するという意味があります。

オイルは色々な外的作用によってその品質が下がっていくものであり、その外的作用の中に「空気」も含まれます。エンジン内のオイルは空気に触れている状態なので時間経過とともに劣化する生ものと表現されたりもします。

  • 時間経過(空気に触れることによるダメージ/酸化)
  • エンジン内の結露による乳化
  • 熱や温度変化
  • エンジン内の汚れ

まだ他にも挙げられますが、大体はこれらが原因でオイルは劣化していくと言われます。

オイルは新品の状態が一番品質が高く「潤滑、冷却、密閉、清掃、防錆」という仕事が一番出来る状態です。新品に近ければ近いほど品質が高いとも言え、逆に劣化が進めば進むほど品質が低く仕事が出来ません。

つまりオイル交換に早すぎるなんて事は無くても、遅すぎる事はあるのです。仕事が出来ない状態のオイルは、その状態にもよりますが”無い”に等しい場合もありますからね…

メーカーの推奨時期はメーカーのオイル使用前提の話

メーカーの推奨時期はメーカーがそのバイクを作った時に使用したオイルについての交換時期です。つまり、どんなオイルを入れてもそれが適応されるという可能性は低いです。

なんなら純正オイルの使用を推奨しているのに他の使った場合なんて知らんよ…なんて言われても仕方が無いのです。だって他のオイルを使用した場合まで調べる義務なんてありませんからね。

バイク屋などは色々なユーザーへ説明しなければならないですし、その説明をしたがためにエンジンが壊れたなんてあれば信頼にも関わります。

・どんな人/どんなバイクでも大丈夫な説明
・どんなオイルを使用していても大丈夫な説明
・質問への回答にブレが無い説明

と言うのが大切になってきます。バイク屋にオイル交換を任せるユーザーであればバイク屋はどんなオイルを使用しているかは把握できてい

ますが、自分でオイル交換をしている人であれば分かりませんからね。しかし、自分でオイル交換をしている人でもオイル交換時期を質問する場合ももちろんあります。

更に言えばAさんには3,000km毎、Bさんには6,000km毎なんて回答にブレがあったら直接言わないにしてもそれを知ったユーザーは疑いをもったりする場合があります。(この整備士はテキトーな事を言ってんじゃないか?ってね)

なので全員に適応する大丈夫な交換時期を説明しているというのも1つの理由としてあります。

バイクは車以上にオイルが汚れる

オイルの汚れ方がバイク大なり車というイラスト

車でのオイル交換時期は5,000km毎と言われるのが一般的かと思います。少なくともバイクはこれより少ない走行距離時にオイル交換をするのが適切です。

理由は、バイクの方がオイルが汚れるのが早いからですね!

バイクと車の両方に乗った事がある人は分かるかと思いますが、バイクの方が高い回転数を使用する頻度が格段に多いですよね?車ではせいぜい出しても3,000rpmなのがバイクでは4,000や6,000rpmなんて回転数を出すのはザラだったりします。

回転数が多ければそれだけエンジン内爆発が多くオイルが汚れる機会も多いです。

  • 未燃焼ガスがオイルパン(オイル庫)へと流れる
  • ピストン運動によるエンジン内の鉄粉発生
  • 熱が上がる頻度や温度差
  • その他

上記のようなオイルを汚す機会が車以上に訪れるのでオイルの劣化も車より早いのです。

車が5,000km毎ならバイクはそれ以下の距離と言うのは妥当な話です。これも1つの理由と言えます。

オイル量の少ないバイクには補足もする

上記の理由を含め、バイク屋などは基本的には3,000km毎または半年毎のオイル交換を推奨しています。しかし、使用されるオイル量が極端に少ないバイクに対しては補足をいれたりします。

「バイクは3,000km毎のオイル交換と言われますが、このバイクはオイル量が少ないので2,000毎程度の方が良いです。」

なんて補足を入れます。

オイル量が少ないとオイル全体が汚れてしまうのが早いです。排気量の小さい原付クラスなどが当てはまります。

パンダ先生

オイル量が少ないってどれくらいの量の事を言うの?

0.8Lや1.0Lがあるけどこれくらいのバイクには補足として説明を入れたりするね!

250cc~のバイクのオイル量は大体2L~3L程度が定番です。これに比べて考えると0.8Lなんかは結構少ないですよね?

250ccクラスでも1.2Lなどありますが、1L以下くらいが少ないと考えてもらえれば良いかと思いますよ!

ちなみに筆者の愛車Vitpilen701は排気量が約700ccでオイル量1.7Lほどとなっていますが、ハスクバーナの正規代理店の整備士からすると3,000km毎のオイル交換でも遅いと言われました。

1,500km毎での交換で丁度良いと言われ、その整備士さんは自分のバイクを1,000km毎でオイル交換しているそうですよ!

にわとり君

でもさメーカーが言ってるなら別にいいんじゃないのかな?

パンダ先生

オイル交換時期の距離が短ければオイル交換の数も増えて、費用も増えちゃうよね…

と考えるライダーさん。

そこは自分のバイクの事なので好きにすれば良いかと

「メーカーが言ってるのに、なんで違う事教えるの。おかしくね?」なんて思う人も少なからずいるでしょう。

そのような人は自己判断で良いかと思います。そのバイクはその人が乗る物であり、それが壊れてしまっても他の人は困りません。どのような交換方法でどのようなオイルを使用し、どのような走行を行っているかは分かりませんが、自分のバイクは自己判断で自己責任なのです。

もちろんメーカー推奨のオイルを使用していなくてもメーカー推奨の交換時期でエンジンに不具合が出ない事もあるでしょう。しかし、不具合が起きる場合もあります。

ただ、多くの人が言っているように「3,000km毎または半年経過」と言うのはそれだけ浸透し、信用に値する実績があるからこそ広まっているものだという事は事実ですからね?

5,000km毎という話もありますが、これは恐らく車から来たものかと思います。多く聞こえてくる話は3,000km毎の方であり、こちらの方が圧倒的に良好な状態を保つことが出来ると言えます。

まとめ:定番交換時期はメーカー推奨よりも短いが、エンジンを良好に保つなら確実なのは事実

メーカーの交換時期を見てみると意外に長い事がわかりましたね?しかしこれには大前提として「メーカーが採用しているオイルを使用している」ということ。

使用オイルを別物にして、メーカー推奨のままで良いか?は話が違うのは分かると思います。

オイル交換は早ければ早い方が良く、遅ければ遅いほど劣化オイルを使用するという事になります。だからと言って1,000km毎や1回のツーリング後に必ず交換するという人はまずいないでしょう。

経済的では無いからですよね?エンジンの良好さを保つ事と、経済的な面を考えても3,000km毎または半年経過というタイミングは筋の通った丁度良いタイミングという事が言えます。

ただ、色々な説明を踏まえても「でもメーカーが言ってるんでしょ?」と言う人は自己判断の自己責任の上でそうするようにしましょうね!

逆に自分のバイクのオイル量は結構少ないから早めの方が良いんじゃないか…などと不安になる人は早めに交換して不安を払拭するのは全然アリです!説明しましたが、オイル交換に早すぎるなんて事は無いからです。

という事で、現場(@su_ba_ru)からは以上です!

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