日本ではあまり知名度の無いKNOX(ノックス)という海外バイクウェアブランドがあるのをご存じでしょうか?KNOX製品は「ジャケット・パンツ・グローブ」というバイクの服装での大体の部位を取り扱っているブランドであり、黒色ベースでスタイリッシュなものが多いです。
その中でも夏用ジャケットとして出されているのが「アーバンプロマーク2」というわけです!このジャケットについてレビュー紹介していきますね!
最初っから飛ばして説明しますが、アーバンプロマーク2は控えめに言っても最高なジャケット!
- 夏はメッシュ生地で涼しく、冬はインナープロテクターで使える使い勝手の良さ
- プロテクターで安全性は高いが、フィット感が抜群でプロテクター位置ずれもなければ煩わしさも無い
- デザインは最小限ながらにクールにかっこいい見た目
- ネックなのは購入時だけ
こんな感じでかなり気に入っているジャケットだと言い切れます。これらを詳しく説明していきますね!
KNOXアーバンプロマーク2が1着あれば十分!着れば分かる最高さ…
はっきり言って筆者はこのジャケットを購入した事に大満足しています!理由はここまでストレスが少なく快適なジャケットが初めてという事が大きいかもしれません。更に言えば筆者は使い勝手が良い・コスパが良い製品を選びたいと思っており1着で様々なロケーションに使えるなどの使い勝手のあるものを大切に使っていくタイプでそれにピッタリだからですね!
アーバンプロマーク2は「見た目も良いし、安全性も高いし、快適性も高い」という理想に限りなく近いジャケットだったという感じなので、筆者のような快適で使い勝手のよいジャケットを探しているなら是非検討してみて欲しい1着だ。
KNOXアーバンプロマーク2は1シーズン(春夏秋冬)使える
アーバンプロマーク2は基本的にはバイク用の春夏ジャケットとしての製品となっています。ハーフメッシュを採用しており、しかもジャケット全体の大半がメッシュ素材なのでかなり風を取り込んで涼しさを確保してくれる構造になっています。
脇腹上から下
プロテクター装備の両肩
プロテクター装備の両肘
脇腹部は背中まで回らずほんとうに脇腹までとなっているので背中は全体的にメッシュ生地になっています。それ以外はプロテクターが装着されている両肩と両肘は布生地が採用されています。
メッシュ生地も2種類採用されており、胸部に使われているメッシュ生地は追加の胸部プロテクターを考慮してか伸縮性のあるメッシュ生地となっており、それ以外の部分はライディング時に伸び縮みした方が良い部分には伸縮性のあるメッシュ生地を噛ませつつ、伸縮性のないメッシュ生地を採用しているような縫製となっています。
アーバンプロマーク2を使う時には、下にピッチリした伸縮性のある長袖インナーを着てアーバンプロマーク2を上に着る使用方法をしていますが「肩後方~背中中心以外>脇腹>胸部」という順番に風を取り込んでいるのを強く感じます。
細かく測ったとかではなくパッと見ですが全体の7割程度にメッシュ生地が採用されているので風取り込み効率はとても高く涼しい風を上手に取り込みつつ走行する事が出来ます。
熱がこもりやすい部分は背中の中心(肩甲骨の間)と肩の上部(骨ばっている所)に熱がこもる印象です。これはプロテクターが入っているせいでしょうが、なぜか同じくプロテクターが装備されている肘には熱がこもっている感は無かったですね!
ここまで風を効率的に取り込めるようになっているので、汗1つかかないというのは無理な話ですが真夏でも結構快適に走行する事が出来るものとなっています。
アーバンプロマーク2を着用したまま、冬によく着るアウターを着用した感じが上の画像になりますが、バイクのインナープロテクターを着用している感ほぼありませんよね?この下にちゃんとアーバンプロマーク2を着ているんですよね!
こんな感じで冬は冬でジャケットでは無くインナープロテクターという使い方が出来ます。ちなみに夏でもジャストサイズのTシャツじゃなくて自分の体にちょっと余裕のある、いわゆるオーバーサイズなTシャツなら重ね着してもそんなに違和感出す事なく着ることが出来ます。
正面から見るとそこまで違和感のある重ね着ではありませんが、横から見ると背中のプロテクターががっしり分厚いものになっているので、背中の裾部分が浮いてしまうのでやはり夏用の重ね着は少なからず違和感が出てしまいます。
しかし正面と横から見たのを両方加味して考えると夏でも重ね着はアリじゃないかな?と思えるレベルにスリムになっていると言えますよね!
KNOXアーバンプロマーク2はこんな風に季節毎に使える
- 春➡肌寒い時は冬インナー+アーバンプロマーク2/夏インナー+アーバンプロマーク2+パーカーなど
- 春➡暖かい時は夏インナー+アーバンプロマーク2
- 夏➡夏インナー+アーバンプロマーク2(+αでTシャツを上に着るのも可)
- 秋➡春と同じ
- 冬➡冬インナー+アーバンプロマーク2+冬アウター
こんな感じで使用する事が出来ます。冬にメッシュ生地の物を中にとは言え着るのは寒いのでは?と思うかもしれませんが、数年前から登場しているエアロゲルを採用した風を通さないジャケットなどの防風性能の高いジャケットと合わせる事で最小限のインナー数で済むのでアーバンプロマーク2をインナープロテクターとしても余裕で使えます。
プロテクター装備で安全性が高い!しかしプロテクターの煩わしさはほとんど無い
アーバンプロマーク2には上の画像の部分「肘・肩・背中」にマイクロロックプロテクターが標準装備されています。
マイクロロックプロテクターとは普段は柔らかく、衝撃が加わったら固くなるKNOXが独自開発をしたプロテクターとなっており、肘肩はCE規格レベル1・背中はCE規格レベル2認定のものが標準で装備されています。
バイク乗りにとってはCE規格認定が一種の安全性基準となっている場合が多いかと思いますが、標準装備品は全て認定されており、背中に限って言えば最高レベルの2を認定されているものが使用されているので安全性能も十分に高いジャケットに仕上がっています。
ちなみに先に載せた重ね着した時の画像はこれらのプロテクターをしっかりとフル装備した状態となっています。これらの安全性の高いプロテクターを装備して尚スリムに着用できるのがアーバンプロマーク2の良さとも言えます。
標準装備ではありませんが、胸部プロテクターを追加装備する事も可能となっており、これもマイクロロックプロテクターなので普段は柔らかい状態でなるべく着用者の胸部の形に合わさるように変化してくれやすいものとなっています。
CE規格はレベル1認定品となっているので、最高ランクのレベル2よりかは劣りますが、安全性は十分に高いですし何より胸部プロテクターをアーバンプロマーク2に追加する事でフルプロテクター状態になり、かなり高い安全性の中走行に臨むことが出来ますね!
ジャケット部分チャック裏とプロテクター部分にマジックテープが付いており、縦に長いマジックテープ形状なのである程度の上下の微調整が出来る装着方法になっています。
●180cm,73kg XLサイズでちょうど良い。プロテクターも各部にしっかりなじみます。ゴツい感じになり過ぎずかっこ良いです。持った時は重いが着用すれば忘れます。何より安心感があります。雨具を着た時は腕と肩がパツパツでした。
●インナープロテクターですが、これ単体で使用できる点がこの商品の一番良い点でしょう。手に持ったとき重さにビックリしましたが、着てバイクに跨ってしまえばもう着てる事さえ忘れるほど自由に体が動いて運転に集中できます。プロテクターの柔らかさのおかげだと思います。背中のプロテクターもかなり大きいですが柔らかさで体に馴染む感じが良いです。その他の素材は高価なだけあってかなり綺麗で良い感じにできています。これは本当にカッコイイのメッシュジャケットです。
●タイトな作りになっていますが、動きづらさはなく非常に着やすいものになっていました。
作りがしっかりしているので重さはありますが、着た状態ではあまり気になりませんでした。
肩と肘と背中のプロテクターも動きを阻害しないものになっていますが安心感があります。
好きなアウターを上に着ることが出来るので自分の好きな服でツーリング出来る事も気に入っています。
引用元:https://japexstore.net/products/knox-urbanepro-mk2-black
▲上記はアーバンプロマーク2のレビュー内でプロテクターや動きやすさについて言及している物をいくつかピックアップしていますが、多くの人がプロテクターが体にフィットして動きやすいと感じています。
筆者も同じ意見ですが、全体的にタイトにフィットするジャケットに仕上がっているのでプロテクター位置がしっかりと自分の体の位置に合っている場合、プロテクターを装着しているのを忘れるくらいにフィットして快適に走行する事が出来ます。
背中のプロテクターは一番ごつく厚さがあるので、背中にフィットしつつも若干ながらに背中をつっぱらせる要因なので背中に”ある”という感覚を忘れる事はありませんが、肩と肘に関しては走行に集中しているとプロテクターをしているのを忘れ、包まれている感だけ残るような感覚と言えますね!
プロテクターは柔らかく体の動きに追従しやすいものとなっていますが、基本的に厚みはあるので動くとつっぱるはずなのですが、上手に配置された伸縮性のあるメッシュとないメッシュの組み合わせが絶妙なのか、いくらスポーツ走行をしたとしても快適。
それだけフィットしているので、いわゆる”普通のバイクジャケット”でありがちなちょくちょくプロテクターの位置がずれる・浮くと言った事が皆無で、贔屓抜きでその手のストレスはゼロですね!
KNOXアーバンプロマーク2は安全性と快適性(動きやすさ)がしっかりと両立
- CE規格認定プロテクター「肘・肩・背中」の標準装備/胸部プロテクター追加可能
- フィット感抜群でプロテクター装備しているのを忘れる部位があるくらい快適
- タイトフィットながらも絶妙な伸縮性生地配置でつっぱることもほとんど無いしプロテクターずれや浮きもない
最小限のシンプルデザイン…だがそれがクールで良い
アーバンプロマーク2は基本的にジャケットという製品なので、いわゆるアウターです。インナープロテクターとしても使えるという使い勝手の良さはありますが、ジャケットなので基本的に人に見られる服ですね!
アーバンプロマーク2のデザインはオールブラックで、お腹の両サイドのポケットがあるだけで胸からお腹にかけての部分はかなりシンプルだ!大半を占めるのが伸縮性のあるメッシュ生地となっており通気性の高さとシンプルさを両立しています。
そんなのっぺりした前面部をカバーするような感じで首から肩を部分を主張するかのように生地が変わっており、それがデザインのアクセントになっているというような正面から見るとかなりシンプルな見た目です。横は肩と肘のプロテクターが収まっている部分が分かるような生地配置ですが、色をブラックで統一しているせいか無駄に目立たず、さりげない柄のような雰囲気になっており、これも上手いですね!
そしてちょくちょくKNOXのロゴを白色で入れていたり、右肩にラバーエンブレムを配していたりなどオールブラックの全体に対してアクセントを足していく事でデザインしているようなクールなシンプルデザインに仕上がっています。
バイクから降りてリラックスする為にファスナーを開けてオープンスタイルにしても十分にかっこいい物となっているので、バイクに乗る時のタイトフィットな見た目も、降りた時のリラックスしたいオープンモードもどちらをとってもかっこいい見た目なのでジャケットとしても十分な見た目だと言えるぞ!
ネックなのは金額だけ…だがその価値以上の製品だと断言できる
昔は「安かろう悪かろう」という言葉があったくらい、価格の安いものは低品質というのが定番だったかもしれませんが、現代では安い物でも高品質なものはあります。
しかし、安いものに比べて高いものの方が高品質で高耐久で高機能である事の方が多い!そしてアーバンプロマーク2はそれだと言い切れます。
定価で約4万円というバイクジャケットの中では高価な部類であり、インナープロテクターとしても高価だと言える金額設定ですが「通年使える安全性も快適性も高いバイクジャケット兼インナープロテクター」というのがアーバンプロマーク2であり、着用した筆者からするとお値段以上に満足出来るとおすすめ出来ますね!
もちろん定価約4万円という金額は手軽に出せる金額というわけでは無く、フルフェイスヘルメットが買えてしまう金額ですが、筆者も迷ってやっと購入したという感じだったのですが、何故早く手を出さなかったのか…と思ったくらいでした。
ちょっと勇気のいる金額とはなっていますが、勇気を出した甲斐があると言えるものが手に入ります。
アーバンプロマーク2動画レビュー!
アーバンプロマーク2の動画レビューも用意してあり、着用した雰囲気など確認できるのでよければ参考にしてみて下さい。ショート版の1分程度のものと、ロング版の18分程度のものがあるので空いている時間に合わせて再生してみて下さいね!
【ショート版】
【ロング版】
まとめ:アーバンプロマーク2を買ったら幸せになれだぞ!
ちょっとお高い出費にはなりましたが、アーバンプロマーク2を着用して走行したらそんな事は忘れました!「快適性と見た目」で走行中もテンションが高かったですね。本来の安全性は事故時じゃないとわかりませんが、安心感もかなり高いし。
ネックなのはやはり金額なのですが、そんな事は買ってしまった筆者にはもう関係ありません!あとはこれを着用する度にテンション上がって走行するだけですからね!1年中使いますがずーっと使えるように大切に使用したいと思える良い買い物になりました。
という感じで、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
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