バイクのヘルメットって車体と同じようにツーリング後には汚れていますよね。多分一番気になる汚れは”虫アタック”によってヘルメットに付着した潰れた虫の死骸や体液…。
その他に気になる汚れと言えば恐らく自身が付けた指紋や、手で触った時に付着する皮脂汚れなどが普段から使っているヘルメットには目立ってくるでしょう。
ヘルメットの内装は着脱&洗濯が可能と言うのが定番になっているので、ヘルメットから内装を外し洗濯ネットに入れて普通に洗濯をすれば良い。
ヘルメットの外装は基本的に「固形汚れを取る」「虫の体液や皮脂など」は拭き上げで綺麗にします。洗剤を使うなら中性洗剤が良く、そのほか洗浄ケミカルを使うならプレクサスやインペリアルハンドグレースがおすすめ!
ヘルメットを綺麗に洗うのはそこまで難しい事では無いので面倒だと思ってしまいがちですが、こまめに行った方が長く綺麗に使用することが出来るのでしっかりと綺麗にしておきましょう!
ヘルメットは安いものではありませんからね。
ヘルメットを洗うなら!内装は洗濯機、外装は拭き上げ!シールドは小傷程度なら修正可能
最近、SNSを見ているとバイクを洗車した投稿や、チェーン清掃をした投稿が挙げられており自分のバイクを自分でメンテナンスするというのを年齢性別問わずたくさん見る事があります!これは同じバイク乗り、元バイク整備士の筆者としては嬉しいです。
ですが、バイクの車体には目がいきがちですがバイク乗り定番のアイテムであるヘルメットってバイクの納車と同じように納ヘル(ヘルメットを買った、届いた)という投稿はあっても、綺麗に洗ったという報告って全然ありません。
バイクの車体よりはそりゃ安いですが、ヘルメットも高額なアイテムなのでしっかりと綺麗にして大切にしていきたいものでもありますよね?
面倒に感じるかとは思いますが、ヘルメットの内装は洗濯機で済むし外装は拭き上げで簡単に綺麗に出来る!ヘルメット外装とシールドの小傷程度なら修正も出来るのでツーリング後だったり、定期的にヘルメットも綺麗にして欲しい。
ヘルメットの内装は外して洗濯機かもみ洗い!外せない場合はファブリーズか諦めよう
最近のヘルメットは内装が着脱可能であり、洗濯機に放り込んで洗う事が出来るようになっています。しかし内装にもプラスチック部品が使われているのでしっかりと洗濯ネットに入れて洗濯機を回すようにしましょう。(筆者はずっと洗濯機へポンッ)
ヘルメット内装を洗濯機で洗濯する場合に洗濯ネットに入れないと、他の一緒に洗濯している衣類に傷をつける場合や内装のブラスチック部分が破損し、ヘルメットに取付できなくなる場合があります。
ヘルメットの内装は最近ではバイク乗りが事故に遭い意識を失っている状態で、第三者がヘルメットを外す事が出来るように特に頬パッドが簡単に取り外せるようになっているので、今まで内装を自分で着脱したことが無い人でも簡単に取り外す事が出来ます。30秒から1分もあれば洗濯機へ放り込めますよ!
内装を着脱はヘルメットから外す方が簡単であり、洗濯後にヘルメットに取り付ける方が難しい…なので簡単に外せるからと言って何も考えずにやると後悔するので後々ヘルメットに取り付けることを考え、手順を覚えながら内装は外していきましょう。
ヘルメットの内装はプラスチック部分が上手く隙間にハマったりする構造だから取り付ける時の方が難しいし、手こずるからね!
【洗濯機が心配なら自分の手でもみ洗い】
洗濯機に放り込むのは心配というバイク乗りは、自分の手でもみ洗いをしてあげましょう!バケツや浴槽、洗面シンクに水(出来ればぬるま湯)を張って、そこに中性洗剤を入れ(濃度0.1%程度)手で籾洗いをします。水気を出来る限りタオル等で取って風通しのよい陰で干そう。
【内装が外せないなら、外装ごと洗ってもいいけど…】
内装が外せない場合は外装ごと手でもみ洗いしても良いですが、エアベンチレーションの隙間に入った水気は乾きにくく埃や塵などを引っ付けてしまう場合があるので筆者はあまりおすすめしない…ファブリーズなどを使うようにして、どうしても気持ち悪いくらいになった場合の最終手段に考えておいた方が良いかと。
ヘルメットの外装やシールドは拭き上げて洗う!洗剤を使うなら中性洗剤
ヘルメットの外装は基本的に拭き上げ洗いになります。ヘルメットの内装を外したからと言って全部が硬い素材になるわけでは無く、繊維素材やゴム、革素材が残るので水をぶっかけて洗うのはいけません!エアベンチレーションの隙間に入って水気がしっかり取れなくなるのもよくありませんね。
拭き上げ洗いをする場合は、基本的には柔らかい布に中性洗剤を水で薄めたものを含ませて汚れを拭きとっていきます。隙間などに入り込んでいる汚れは綿棒などを使うと良いですね。
なんで中性洗剤じゃないとダメなの?
中性じゃない潜在にはヘルメットを傷める可能性があるからだね!
中性洗剤を使用するのはヘルメットを傷めないためです。石油系有機溶剤や家庭用洗剤(簡単に言うと酸性やアルカリ性洗剤)は浸透性があるので、ヘルメットの塗装面や素材、シールドを傷めてしまう場合があるので中性洗剤を必ず使用するようにしましょう!
もっとお手軽なおすすめの方法は洗浄ケミカルを使用するという事ですね。
筆者のおすすめは3Mのインペリアルハンドグレーズというケミカルで、多くのバイク乗りが口コミやSNSなどを通して愛用しているのがプレクサスでしょう。
それぞれのケミカルは上記のような感じのものです。プレクサスはドン・キホーテにも売っており知名度が抜群な製品なので情報が色々と出ていますね!3Mのインペリアルハンドグレーズは多分知らない人が多いかと思いますが、筆者がバイク整備士時代にお店で使っていたケミカルです。
プレクサスはサラサラ形洗浄ケミカルでスプレータイプなのでサッと簡単に使えるケミカルなので男女問わず多くのバイク乗りや車好きから支持があります。
使用方法の説明では対象物に直接吹き付けるのではなく、タオルなどに吹き付けて磨くようにと説明している人やサイトがありますが、直接吹き付けて使用している人が多いでしょう。それでも綺麗にする事が出来ますし、ちょっとの差ですがより手早く簡単に出来ますからね!
プレクサスを対象物に直接吹きかけるのではなくタオルに吹き付けて磨くという使用説明の理由は、プレクサスは速乾性があるので暑い日に直接吹き付けると、吹き残しがシミやムラになる場合があるからですね。
インペリアルハンドグレーズはネットリしっとり系の半固体タイプであり、イメージするなら柔らかめな歯磨き粉くらいを想像してみてもらえるとそんな感じです!あまり知名度はあまり無く、プレクサスほどの手間いらずな簡単さはありません。
ですが、伸びの良いネットリ系なので少ない量で広い面を綺麗にする事が出来ます!なのでプレクサスよりもコスパの良い洗浄ケミカルだと言えますね。筆者が整備士時代に使用していた時も何十台と洗車からのインペリアルハンドグレーズという流れの洗車作業をやっても無くなる事はありませんでした!プレクサスだと多分3本以上は必要でしょう…
インペリアルハンドグレーズの使用方法は2つ…
- インペリアルハンドグレーズをタオルに塗布し、タオルをこすり合わせるように伸ばした後バイクやヘルメットに伸ばし拡げる➡伸ばし終えたら拭き残しの無いように綺麗なタオルで拭き上げる
- インペリアルハンドグレーズをバイクやヘルメットに直接塗布し、タオルで伸ばし拡げる➡伸ばし終えたら拭き残しの無いように綺麗なタオルで拭き上げる
簡単に言えばタオルに塗布しても良いし、バイクに直接塗布しても使えるという事!プレクサスのように速乾性では無いし、何なら完全に乾いてしまっても拭き上げる事で綺麗になるので何も問題が無いのです。
筆者の経験上、インペリアルハンドグレーズは伸ばし拡げて乾いてから拭き上げる事で一番綺麗な仕上がりになります。なので拭き洩らしがあって後日に気づき拭き上げたとしてもその時点で綺麗な仕上がりになるのでちょっと下手な使い方をしてもバイクを傷めづらいケミカルだ。
ヘルメットのシールドは小傷程度なら綺麗に修正が可能!
バイクのシールドの小傷程度なら綺麗に修正する事が可能です!ただ注意しなければならないのはミラーシールドなどのようにシールド表面にコーティングがされていないものに限るということ。
ここで紹介する修正方法は簡単に言えば”磨く”ことであり、ミラーシールドなんかを磨いた日にはコーティングが剥がれ、小傷が消えるどころがコーティングが消えます…途中で気づいても取り返しがつかないのでミラーシールドなどを磨くのはNG!それらのシールドに傷が入った場合は潔く交換しましょうね。
紹介する方法で修正が可能なのは表面にコーティングがされていないもの…わかりやすいのがクリアシールドですね!
本当に小さな小さな小傷程度なら上記のプレクサスやバリアスコートなんかを使えば小傷が爪にひっかからないくらい綺麗に修正が可能だと言えるでしょう!これらで済むのであれば一番楽ですね。
しかし上記のケミカルで消えないのであれば、いわゆるコンパウンド剤(研磨剤)を使用してシールドの小傷を消すという事になります。
研磨剤ってなんか難しそうだよね…
研磨って極端に言うと削り磨くって事だもんね…僕みたいな素人には怖いよ。
と思うかも知れませんが、おすすめのソフト99液体コンパウンドトライアルセットなら研磨剤初心者にもおすすめだ!
研磨という方法には、多くの人が使ったことがある紙やすりから上記の液体コンパウンドのように様々あります!怖いと思うのは紙やすりに定番の番手80などのめっちゃザラザラなものを想像しているからでしょう。
しかしソフト99液体コンパウンドトライアルセットなら番手が3,000/7,500/9,800という超細かいコンパウンド剤なのでちょっと擦ったところであからさまな傷にはなりません。
番手基準 | 特徴 |
3000/傷消し用 | ・一番粗い ・平均粒子径3μm |
7500/仕上げ用 | ・中間の粗さ ・平均粒子径1μm |
9800/超鏡面用 | ・細かい ・平均粒子径1μm以下 |
研磨剤での傷消しの基本は粗い番手から細かい番手へとシフトしながら使っていきます。3,000➡7,500➡9,800という感じが基本だ!
しかし傷の程度の確認もかねて9,800➡7,500➡3,000➡7,500➡9,800という順番で使用していけば良いでしょう。そして番手シフトの途中で傷が消えたならその番手の次は次の細かい番手へとやっていくと良いです。
9,800➡7,500(ここで傷が消えた)➡9,800➡完了という感じで傷の程度確認で番手を落としながら磨いている途中で傷が消えたらその番手から細かい番手へ上げて完成へ行けば良い。
逆に3,000で擦ってみても傷が消えない場合はそこそこ傷が大きいので、3,000で念入りに磨いて傷が消えるまで頑張るか、更に粗い番手のコンパウンドを取り入れるという感じになります。
バイクのヘルメットの洗い方は内装よりも外装の方が繊細!自分に合った方法選ぼう
バイクのヘルメットの内装は神経質では無い人は洗濯機へ放り込むだけ!ちょっと気を遣うなら手でもみ洗いすれば良い!これはとても簡単な事ですよね?
内装は汗や排ガスなどで結構汚れるもので、肌に触れる部分なので定期的に洗っておきたいものです。簡単に綺麗に出来るので是非こまめに洗うようにしましょう!
そして内装よりも繊細なのは意外にも外装の方で、外装は自分がかぶる前に見る部分であり、人に見られる部分でもあるのでこれもまた綺麗にしておきたい所ですね。
外装を綺麗にする場合の洗剤は”中性洗剤”を使用する。しかしもっと手軽にやりたいのであれば洗浄ケミカルを使用してサラッと終わらすのも良いですね。もちろん外装の汚れが酷い場合は中性洗剤を使用して拭き上げた後にケミカルを合わせて使うと効果的だが、最近のケミカルは優秀なものばかりなのでその必要はそうそう無いでしょうね!
ヘルメット外装に使える洗浄ケミカルはたくさん出ていますが、知名度と多くのユーザーの信頼性を加味するならプレクサスがやはりおすすめでしょう。しかし筆者は整備士時代のそこそこ長い年月使用していたインペリアルハンドグレーズがおすすめ出来ますね!色々と調べて自分にあうケミカルを使えばOKです。
という事で、現場からは以上です!
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