本田技研工業(通称:ホンダ)は2019年10月3日に『CRF450L』のリコールを届け出ました。
リコール対象車種は計243台であり、リコール情報4579を掲載しています。
リコールはメーカーがユーザーに危険が及ぶ可能性を考慮し
無償でパーツ交換や、点検などを行う措置だから対象車種に乗っているユーザーはディーラーやお世話になっているバイク屋にちゃんと対応してもらおう!
リコール対応に費用はかかりません。
メーカー持ちとなるので、愛車の為にも自分の為にも早めに対応してもらうのが良いでしょう!
尚、リコールの種類によってはパーツ交換などでパーツが発生するものがあります。
購入店にすぐに行ってもまだパーツが届いていないという場合があります、事前に問い合わせをかけておくとついでに予約も出来て良いでしょう!
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CRF450Lのリコール情報

CRF450Lのリコール情報を詳しく見ていきましょう。
リコールを届け出した理由や、原因により起こる危険を理解してしっかりと対応してもらえる様にしましょう。
不具合部位(起こる不具合)
今回リコール対象として不具合があると言われている対象パーツは
『警音器:ホーン(クラクション)』部分です。
ホーンを車体に取り付けるためのステー(台座)の強度不足により、特定のエンジン回転領域で発生する振動により、ステーに負荷がかかり亀裂が生じる恐れがあるとの事。
亀裂が生じたまま使用を続けると、亀裂が進行しステーが破断、最悪の場合ホーンが脱落する恐れがあります。
【不具合箇所:対策措置図解】
参照元:ホンダ公式サイト
改善措置内容
ホーンアッセンブリーを対策品と交換します。
(アッセンブリー品=ホーン本体+ステー)
ユーザーへの周知方法
ホンダ公式サイトより…
- 使用者:ダイレクトメール等で通知します。
- 自動車分解整備事業者:日整備連発行の機関誌に掲載します。
- 改善実施済車には、車台番号付近にNo.4579のステッカーを貼付します。
使用者(ユーザー)には主に、購入店より連絡が入るはずです。
販売店側は自店が売ったバイクの情報を保管している為、このような措置が必要な場合はいち早くユーザーに伝える事が出来ます。
その為、このようなリコールが発生した場合はユーザーまで電話があるか、はがきなどの手紙でお知らせが届くかと思います。
お知らせが届いた場合は、出来るだけ早く対応してもらう為に購入店へ連絡を入れリコール対応をしてもらう予約をしましょう。
今回のリコール対象車
車名 | 型式 | 通称名 | 対象車の車台番号の範囲及び制作期間 |
ホンダ | 2BL-PD11 | CRF450L | PD11-1000004~PD11-1000272 平成30年8月27日~平成30年11月6日 |
お店からお知らせが届く前に自分の車両が対象車種かどうかを確認したい場合は
2つの方法があります…
- 車検証を見る
- バイク本体の車台番号刻印を見る
CRF450Lは車検を受ける必要のある車両となっており『車検証』が発行されています。
一番早く自分の車両の車台番号の確認が出来るのが車検証の確認となります。
次にバイク本体での確認ですが、CRF450Lであれば”ステムネック”部分に刻印がされているでしょう。
ハンドルを左にきる事で簡単に確認する事が可能です。
上の参考画像の水色矢印の所に車台番号が刻印されています。
その為、車検証を出すのが面倒だと感じる場合はバイクを確認するでも早い方法なのでどちらでもすぐに確認が出来ますね!
今回のリコール不具合から起こるライダーの危険
CRF450Lの今回の不具合はホーンのステーに亀裂が入り、最悪の場合ホーンの脱落と言う事ですが、パーツの脱落は自分自身もそうですが他の方への危険にも繋がってしまいます。
自分の車両のホーンを確認してもらうと分かると思いますが、そこそこに大きさのあるパーツであり、鉄部品となるので剛性も高めです。
ホーンは車両前方に付けられているパーツであり、そのホーンが脱落する事で自分のバイクのリアタイヤでそれを踏んでしまう事が想定されます。
急にそこそこの大きさ、そこそこの剛性の物をリアタイヤが踏むと車両のバランスを崩し、最悪の場合転倒する可能性があります。
そして、もっと悪いのが他の方への迷惑がかかる場合です。
4輪の車であれば踏んでもバランスを崩す事はまず無く、悪くてパンク程度でしょう。
しかし、誰かと一緒にツーリングに行き自分のバイクから脱落したホーンを踏んで友人が転倒なんかしてしまった場合は、かなり申し訳ない気持ちになってしまうでしょう。
もし友人自体に大きなケガは無くとも、転倒してしまったことでバイクに傷は付き、友人の心にも傷が付きます。
「それをきっかけにお前とは一緒に走りたくない」なんて言われかねません。
ホーン脱落のきっかけを作ったのは自分じゃないかもしれませんが、友人が攻める事が出来るのは、脱落させたあなただけと言う事になります。
リコールは解消しなければならない部分に対して行う措置であり、出来る事ならメーカーも出したくはない事です。
信用問題にも関わり、工賃やパーツ代は全てメーカー持ちとなります。
メーカーにとって後ろめたい公表をわざわざやるという事は、放っておくとそれなりの危険があるという事をしっかりと認識しておくことが大切です。
おわりに(まとめ)
正直言って自分主体の行動じゃないと面倒くさいと思ってしまう事ではありますが、自分のバイクや安全の為にリコール対象車種に乗っているライダーは早めの対応をした方が良いです。
バイクは車よりもトラブルが多い乗り物であり、楽しみにしていたツーリングなんかで不具合が起きてしまっては目も当てられません。
リコール展開がされていて対応しなかった場合は、自分の責任になってしまう事を覚えておきましょう。
楽しいバイクライフにはしっかりとした安全確保が必要不可欠ですよ!
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