ネオクラシックバイクというジャンルは近年認知され始めた1つのスタイルであり、バイクとしてのベースのスタイリングは今までにあったものから派生したような感じです。
- ネイキッド
- アメリカン
- ストリートファイター
- トラッカー
- アドベンチャー
などのように元々認知されていたスタイルに「ネオクラシック○○」として形容詞的な感じで使われたりもします。
つまりネオクラシックバイクと言うのは、ネイキッドの中のネオクラシックなバイクなどとイメージするのが良いですね!
と言うのがネオクラシックバイクなのですが、ここに来た人ってきっと…
- 最近ネオクラシックバイクなんて聞くけどどんなバイクなんだろ…
- ネオクラ好きだけど250ccってどんなのがあるのかな?
- 次乗るならネオクラシックバイクが良いな!250ccでおすすめどれ?
こんな人ですよね?
上記のような人達の答えになるページとなっていますよ!なので、250ccのネオクラシックバイクで気になる事があれば読んでみて下さい。
ちなみにネオクラシックバイクって何?って所からの人は分かりやすい説明を入れているリンクページを置いておきますね!
250ccクラスのネオクラシックバイク5選!今買う?待つ?迷い所
このページでは具体的に以下の事を説明していきます。
- 250ccのネオクラシックバイク紹介
- ネオクラシックバイクには250ccが少ない
- なんで250ccには少ないのか?
- 今買うのか、待つのかどっちがおすすめなのか?
上記の事を書いていきます!
ただ、先に結論として説明をしておくと「ネオクラシックバイクの250ccクラスはまだまだ少ない!焦らずじっくりと購入タイミングを考えるべき」と言う事が言えますね。
これから乗るため(比較的すぐ)に乗るバイクを選ぶ感覚で250ccクラスのネオクラを探している人は残念ながら多くのラインナップから選ぶ事が出来ないです…このページ内の車種紹介はほぼ今買えるものとなり、おすすめだから紹介というわけでも無いです。
筆者が個人的に好きなバイクもあるけどね!
ネオクラシックバイクジャンルでの250ccクラスはまだまだ発展途上…今後に期待!という程度の種類しかないですからね。
逆に現存ラインナップに好みのモデルがあるならラッキーで、すぐにでも乗っちゃいましょう。
250ccのネオクラシックバイク紹介
何度も言いますが、250ccクラスは少ないです。
そんな少ない中でも気に入るモデルがあればラッキーであり、気に入るものが無くそれでも250ccクラスのネオクラシックバイクに乗りたいという方は今後に期待をするしか無いでしょうね。
1.ホンダ:CB250R
カフェスタイルのネオクラシックバイクとなるホンダのCB250Rですが、残念ながらクラシック感は薄いです。
古き良きクラシックなバイクスタイルを要所要所に取り入れてはいますが、それでもやはりクラシック要素は薄いと言わざるを得ないのでどちらかと言えば先進的デザイン寄り…かな?と思います。
ただ、単眼一灯ヘッドライトやシルエットは昔のバイクらしいという点はクラシック感があり、先進的とクラシックな雰囲気を両方とも味わえると考えればお得なバイクですね。
エンジン | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
---|---|
シート高 | 795mm |
重量 | 144kg |
最高出力 / 発生回転数 | 27PS / 9,000rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 23N・m / 8,000rpm |
タンク容量 | 10L |
単気筒なのでパワー自体は4気筒などに比べると劣りますが、144kgという軽量さがあるので操作がしやすく、街乗りなどではかなり楽かと思います。
更に27PSというパワーは常に高速走行ではキツいと感じるかもしれませんが、下道メインでのツーリングなどでは十分だとも言えます。
タンク容量が10Lと少なくね?と思う人が多いでしょうが単気筒で軽量なバイクなので燃費が良く、そこそこの距離を走行する事が可能です。
気になる点としてはホンダでは「ネオスポーツカフェ」として売っていますが、カフェレーサーのスタイリングではセパハンは外す事が出来ない大切なスタイリング。
しかし、CB250Rのハンドルはバーハンドル…カフェスタイルなのか?と疑問はもってしまいますね。
2.マットモーターサイクルズのバイク
マットモーターサイクルズと言うのはメーカー名であり、車種ではありません。
何故マットモーターサイクルズと言う書き方なのか?と言うとマットモーターサイクルズのバイクは全てネオクラシックバイクだからです。
クラシックな見た目の中に先進技術が搭載されているのがネオクラの簡単な定義となりますが、マットモーターサイクルズのバイクは全てがそうなのです!
MUTT MASTIFF
代表として、キングオブマットと呼ばれるマットモーターサイクルズの代表的なモデルを1つ紹介しておきます。
昔ながらの「バイクらしい」スタイリングをしており、且つビンテージ感溢れる見た目はまさにクラシック!なのですが、搭載パーツはFIやLED灯火類などなど現代の当たり前の技術が詰め込まれています。
気品もあり、サイバーパンクさも、アウトドア感もあるMUTT MUSTIFFはまさにキングオブマットと呼ばれるにふさわしい仕上がりですね!
エンジン | 空冷4ストローク単気筒 |
---|---|
シート高 | 780mm |
重量 | 130kg |
最高出力 / 発生回転数 | 21PS / – |
最大トルク / 発生回転数 | 20N・m / – |
タンク容量 | 17L |
エンジンスペックはさほど高く無いものの、基本的な売りが見た目というネオクラシックバイクなので、このかっこいい見た目を持っていればスペックなんてどうでも良い!と思える人も多いはず。
マットモーターサイクルズの車種はそれぞれにコンセプトがあり、仕上げられていますが基本的なスタイリングはどれも同じである為、参考として紹介したMUTT MASTIFFを好みであればマットモーターサイクルズはあなたにとって当たりのメーカーでしょう!
おすすめですね
マットモーターサイクルズはフルカスタム車両です。スズキのバイクをベースにしマットスタイルに仕上げられたのを販売しているバイク屋となります。
つまり、購入時点でフルカスタムという事になるんですよ?
3.FANTIC(ファンティック)のバイク
ファンティックも同じくメーカーの名前であり、ここのバイクもネオクラシックバイクとなっているので、スタイリングが気に入ればメーカー的に当たりと言う事になりますよ!
日本では知名度がありませんが、イタリアでは実績のあるメーカーなので実力は十分にありますし、見た目的なかっこよさもかなりおすすめです
キャバレロスクランブラー250
ファンティックを知っている人はこの「キャバレロスクランブラー」の影響が強いかと思います。
日本では有名インカムであるビーコムシリーズを取り扱っているサインハウスが取り扱いを開始した時点で話題になっていたのがこのスクランブラーだからですね!
見た目は明るい色を採用しておりカラフルなイメージがぱっと見で感じますが、単眼一灯のヘッドライトや楕円形ミラー、タンクからシートまでのフラットなスタイリングと…バイク全体でクラシックなトラッカーを感じる事ができ、かなり魅力的です。
エンジン | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
---|---|
シート高 | 820mm |
重量 | 140kg |
最高出力 / 発生回転数 | 25PS / 8,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 22N・m / 6,500rpm |
タンク容量 | 12L |
スクランブラーやトラッカーと言うバイクは砂地状の路面にも走行が向いているバイクなので、フラットなアスファルト上はもちろんの事、激しくない山道やグラウンドなど色々と楽しむ事が出来ます。
オフロード程激しい路面を行くには厳しいですが、ちょっとしたお遊びをする事も出来るのはツーリング中のちょっとした悪路にも対応できるので結構楽しかったりしますよ!
スクランブラーやトラッカー系のタイヤはちょっとしたブロックタイヤを履いているのでちょっとした悪路にも対応が出来ます。
タイヤをオンロードタイヤ(ツルツルフラットな)に変えてしまうとアスファルトオンリー向きになってしまいますね。
キャバレロフラットトラック250
フラットトラック250は文字通りトラッカーです。
砂地のトラック(走行グラウンド)を走るのがトラッカーですが、もちろんアスファルト走行も出来ますね!
先に説明したスクランブラー250のようにアスファルトもちょっとした悪路も走行出来るモデルとなっており、大きな違いは無いのでファンティックのバイクが気に入ったのであれば見た目で選ぶと良いでしょう
エンジン | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
---|---|
シート高 | 820mm |
重量 | 140kg |
最高出力 / 発生回転数 | 25PS / 8,500rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 22N・m / 6,500rpm |
タンク容量 | 12L |
スクランブラーと比べるとフラットトラックの方が、暗くクールなイメージが持てます。シートもレース寄りとなっており、お尻を支える事が出来るお尻の後ろの盛り上がりが急加速時などに地味にありがたく思えるはず。
筆者はスクランブラーも魅力的だが個人的に好きなのはクールでレーシーなフラットトラックですね
ファンティックのバイクは決して安くはありません…なので車検が無く金銭的な面で250ccを選ぶ人には厳しいかと思います。
しかし、乗っている人が少なくレア度が高いのでランニングコストがかからないからこそ車体価格を高め予算とするのもアリかと。
カスタムが不要なくらいに十分にかっこいいのでおすすめですよ?
4.ハスクバーナ:スヴァルトピレン250
スヴァルトピレン250はハスクバーナのトラッカー的なポジションの250ccバイクです。
フロント周りにクラシックな見た目が詰まっており、横から見るとシンプル且つ斬新さが目立つモデルとなっています。
比較的高めのハンドルはライディングが楽であり、各所に散りばめられたハスクバーナのロゴがオシャレ
登場は大型である701や中型最大の400ccクラスである401が先に出ましたが、その時点でハスクバーナには珍しいオンロードモデルと言う事で注目度も人気も高かった。
そして一番免許や購入ハードルの低い250ccが登場となればこちらの人気が出るのも当然と言うくらいにハスクバーナを日本に知らしめたスヴァルトピレンシリーズの1つですね!
エンジン | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 |
---|---|
シート高 | 835mm |
重量 | 153kg |
最高出力 / 発生回転数 | 31PS / 9,000rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 24N・m / 7,250rpm |
タンク容量 | 9.5L |
5.ハスクバーナ:ヴィットピレン250
ヴィットピレン250もハスクバーナでは珍しいオンロードモデルの1つであり、中型最大の400ccクラスにも大型クラスにも兄弟車両が存在します。
大型ではヴィットピレンシリーズがスヴァルトピレンよりも先に登場しましたが、250ccクラスはヴィットピレン250の方が後出しな形になりました。
ヴィットピレン250はセパハンでカフェレーサー仕様のネオクラシックバイクとなっており、比較的前傾姿勢となります。
ただ、スタイリング的にはスヴァルトピレンよりもフロント部のクラシック感が強くなっており、オールドスタイルが好きな人にはハマりやすいモデル。
横や後ろはスヴァルトピレンと同じく斬新かつシンプルなデザインとなっており、これもまた魅力の1つとなっていますね
エンジン | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 |
---|---|
シート高 | 835mm |
重量 | 153kg |
最高出力 / 発生回転数 | 31PS / 9,000rpm |
最大トルク / 発生回転数 | 24N・m / 7,250rpm |
タンク容量 | 9.5L |
スヴァルトピレンもヴィットピレンも250ccクラスの中では単気筒ながら31PSというパワースペックは高水準を持っています。
ただ日本人に対するハードルとしてシート高835mmはキツいと感じる人も多いでしょう。
好みだと思うなら乗った方が良いと思いますよ!筆者は身長160cmで乗っているのがヴィットピレン701とシート高が830mmでキツいですが、好きなので乗っていますよ
キツいと感じる時もありますが、後悔はありませんね!
という感じの3車種と2メーカーの紹介で5選でした!
現実的に今の250ccクラスのラインナップで購入出来るネオクラシックバイクはこれくらいと思っておきましょう。
ネオクラシックバイクはまだまだ大型ラインナップが多く、中型免許しか持っていない人には選ぶ楽しみが無いのがとても残念に思えます…
が個人的にマットモーターサイクルズやファンティックという海外勢の魅力的なバイクはとてもおすすめですよ!その分高いですが所有する価値は十分にありますね。
もしそれぞれが気になったらリンクを置いてあるので公式へ飛んでみて下さい。
”ネオ”の境目が曖昧な所
ネオクラシックバイクというジャンルはかなり新参者です。
その為正直言って”ネオ”を付ける付けないの境目が曖昧となっている現状がちょっと気に入らない…
ネオクラシックバイクとクラシックバイクの境目はしっかりと設けるべきだと思いますし「それネオなん?」「ずっとあるやん…」と思ってしまうモデルを紹介されているのもちょっと納得いかないです。
クラシックバイクは敬意をもってクラシックバイクと呼びたい
例えば「SR400」です。1978年に登場したSR400はまだ現役で、これがネオクラシックバイクと呼ばれる事もあります。
いつからかキャブレターからFI(フューエルインジェクション)へと変わったりと今の技術が搭載されるという変化はありましたので「見た目がクラシックで、中身が先進」と言う定義には当てはまります。
しかし、このようなバイクに”ネオ”を付けるのは違うと思っちゃうんですよね…
このような昔からあるバイクにはずっと変わらない伝統的なという意味と敬意を込めてクラシックバイクと呼びたい!
- 新しく登場したわけでも無い
- 生産が終了し、時間をかけ新しい形で登場したわけでも無い
- 古い見た目で出したニューモデルでも無い
そんなモデルに”ネオ”なんて似合わない…ネオクラの定義には乗っているので筆者のわがままです。でもこの気持ち分かる人いますよね?
ましてやキャブ車でバルブの灯火類と言う様な、あまり見なくなったバイクをネオクラシックバイクと付けて紹介しているのなんてありえない…とも思っちゃいますね。
しっかりと区別をして欲しいという事で、クラシックバイクと呼ばれるべきと思っている車種はこのページでは紹介していません!ご了承下さい。
何故250ccクラスにネオクラシックバイクは少ないのか?
ネオクラシックバイクに250ccクラスに少ない理由としては開発に力を入れられていない事が予想されます。
特に日本国内メーカーでの250ccの人気の筆頭はSS(スーパースポーツ)であり、モデルチェンジをしたりニューモデルを出せば売れるというルーティーンが出来ているのです。
- ホンダ:CBR250RR
- カワサキ:ニンジャ250
- ヤマハ:TZF-R25
上記3車種なんてバイクシーズンでツーリングに行けば見ないことは無いというくらい人気ですよね?
CBR250RRなんて結構高額なのにポンポンと売れていますし、カワサキが出した4気筒250ccのZX-25Rなんて話題性が高いのでこれもまた人気が高いです。
日本国内での250cc需要の多くはSSに集中しているという事が大きいんですよね…買われるか分からないものを作るよりも主力を強化した方が良いという当たり前の状況が250ccのネオクララインナップの少なさを作っているのでしょう。
なので日本国内モデルよりも海外モデルでの方が選べる幅が広かったりするのです。
ネオクラシックバイクの250ccクラスは今買うべきか?待つべきか?
日本で購入出来る現存ラインナップで好きなものがあれば購入すれば良いですし、無ければ待つのもアリと言うのが正直な所。
気に入るものがあれば購入すれば良いというのは当たり前なので特筆する事はありませんが、難しいのは「今は好きなのが無いけど今後出る可能性はあるのか?」という所です。
今後国内の250ccクラスのネオクラシックバイクが充実して来るか?聞かれればどちらかと言えば”無い”んじゃないかな…と思っていますね。
ただ、その分コアな海外モデルを取り扱うお店が増えてきているので、250ccクラスのみで絞るのであればちょっと待ちつつ海外モデルを狙い目にして探すのもアリじゃないかと思いますよ!
ネオクラシックバイクが良い!けど250ccクラスに気に入るものが無い…という人はそんな感じのちょっと長い目を持った方が余裕をもって好きなバイクを探せる気がしますね。
まとめ:ネオクラシックバイクの250ccは少ない、あるなら今!無いならちょっと待て!
まとめとしてはネオクラの250ccは現状とても少ないと言わざるを得ない状態で、今すぐ買うべきなのかと聞かれれば好きなのがあれば買え!無いなら少し待つのも手だ!という事が言えます。
日本国内メーカーは望み薄…だが、コアな海外メーカ-取り扱い店が増えているので少し待てば魅力的なバイクが出てくるかもしれない。そんな期待を胸に待つのも良いでしょう。
時代と共にバイクのスタイリングの流行りも移り変わるので、今後大きく変わる事は無いかもしれませんが、ネオクラシックバイクがもっと盛り上がってきたら日本国内メーカーにもラインナップに見直しが入る可能性は捨てきれない…
でも”今”と聞かれるのであれば、海外メーカーに抵抗が無い人じゃないと探して気に入るのを見つけるのはかなり難しいですね。
という事で、現場(@su_ba_ru)からは以上です!
【▼質問などはツイッターでも受け付け中ですよ!】
++++このブログはシェアフリーです++++
↓よかったらポチっとお願いします( *´艸`)