このページでは”バイクの維持費”について説明していきます。
原付Ⅱ種(125cc)クラスから大型バイクまで比べて説明していくので、バイク選びの段階で排気量で悩んでいる人にとっては見ておく価値があると思いますよ!
バイクは小排気量でも安い買い物ではありません。
ただでさえバイク本体を購入するだけでも結構なお金も必要なのに、それからもたくさんのお金がかかってしまっては他に何も買えなくなってしまう…
または、大型バイクに乗りたいけれど自分には維持する経済力はあるのか不安…なんて思っちゃう時ありますよね?
きっとそんな人がこのページを見ているかと思います。
そんな人達の為にこのページがあるので、是非参考にしてみて下さいね!
このページがおすすめな人
- バイクの購入を考えていて維持費を知りたい人
- 排気量別に見て維持費にどれくらいの差があるか知りたい人
- バイクに関して毎月の出費はどれくらいなのか知りたい人
こんな人におすすめのページです。
結論から言うと”バイクの維持費は乗る人による所が大きい”となってしまいます。
ですが、この記事を見に来ているあなたはそんな事が聞きたいわけでは無いのは知っています!大体どれくらいの相場なのかを知りたいんですよね?
そんなあなたの知りたいが分かるページとなっているので是非読んでいって下さい。
クリック出来る目次
維持費の金額を早く見たい場合は、目次をタップしてジャンプすると早いよ!
バイクの維持費はいくら?400ccから大型はあまり変わらない!?
バイクはどこまでいっても贅沢品にはかわり無く、どうしてもお金がかかってしまう乗り物です。
しかし、そんなバイクだからと言って自分の収入のほとんどを使ってしまう状態だと大変ですし楽しむなんて難しい…
だってバイクに乗っているだけで満足出来るなんて無理で「おいしいご飯も食べたいし」「素敵な服も欲しい」「遊びにだって行きたい」じゃないですか!?
バイクは贅沢品だから仕方が無い…ですが、出来るだけ出費を抑えたいという気持ちは当然のわがまま!
それを実現する為に大体の維持費を知って乗る排気量を考えたりするんですからね。
じゃあ、排気量別に維持費を見ていこう!
と、その前にバイクに乗り続ける上で必要な出費は何があるか知っていますか?
知らない状態でわけも分からずお金を払っているなんて良くありません…何故その維持費になるかを納得できるようにしっかりと必要な出費を知っておきましょう。
バイクの維持費にかかるものって何があるの?
まずはここ!「何にどれだけのお金が必要だから維持費はこれくらいになる」というのを知るという事は大切。
A君はあんなに安いのに何で僕だけ維持費高いの!?
なんか保険に入らなきゃいけないらしいから入ったけど高いなぁ…
と、知らないけどなんか支払っているってなると知らない内に損をしている時もあります。
同じ排気量なのに友達の方がかかる費用って少ないから謎…とならないようにしっかりとお金が必要な項目を知っておきましょう。
自賠責保険(強制保険)
自賠責保険とは、通称強制保険とも呼ばれており日本の公道で自動車に乗る場合は必ず加入しなければならない保険となっています。
法律で定められている事なので加入せずに乗っていて違反を摘発されてしまうと「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」という罰則。
更に上記の罰則の他に道路交通法の違反にあたる事なので「違反点数6点および6か月の範囲内で免許停止処分」を課せられます。
そしてそんな自賠責保険に未加入の状態で人身事故なんて起こした日には、高額な賠償責任を負う事になります。
バイクに限らず、車など公道を走行する車両には加入が必須なのが自賠責保険なのです。
そして、そんな自賠責保険の金額は以下…
125cc以下のバイク | 126cc~250ccのバイク | |
1年間 | 7,060円 | 7,670円 |
2年間 | 8,950円 | 10,160円 |
3年間 | 10,790円 | 12,600円 |
4年間 | 12,600円 | 14,990円 |
5年間 | 14,380円 | 17,330円 |
上記の表に251cc以上のバイクが無いのは車検があり、基本的には車検と同時に更新されます。
後ほど説明する車検費用の金額に入っています。
自賠責保険は契約年数が長ければ長い程1年あたりの金額がかなり安くなります!
250ccのバイクに乗っているとして1年契約をすると1年あたり7,670円となりますが、2年契約をすると1年あたり5,080円となって3,000円近くお得になるんですよね。
最長の5年だと1年あたりが3,466円と半額以下となっちゃいます。
長ければ長い程1年あたりのお得度が上がりますが、そんな先の事は分からない…と思ったりもしますよね?そんな時は2年か4年が人によってはおすすめだったりしますよ!
まず2年の場合は3年も経つと環境が変わる可能性が十分にありますが、1年では割高感があってなんかちょっと嫌という場合におすすめ。
次に4年の場合は大学生になったのをキッカケに原付や250ccのバイクに乗り始めて、大学生でいるうちは乗り続けると思っている場合におすすめ。
任意保険
バイクの任意保険は先に紹介した”自賠責保険”と違い、名前の通り任意に加入する保険です。
任意の意味するものは「加入するかどうかは任意」という点と「加入する保険会社を任意で選べる」という点があります。
正直言って任意保険は加入するかどうかは任意なので、加入しなくても法律的な罰則は何もありません。
が、バイク乗りのほぼ全てが加入しているのはご存じかと思います。それは何故か?
重大な事故を起こしてしまった時に自賠責保険では賠償責任全てを賄える場合が少ない事を知っているからなんですよね。
任意保険の役目は、賠償責任が大きくなってしまった時に自賠責保険では支払い切れない分を任意保険で支払うという役目を持っています。
バイクを含む自動車というのは、一歩間違えてしまうと一瞬で人を殺める凶器へと変身してしまうものであり、被害者が亡くなる程の事故を起こしてしまうと確実に自賠責保険では賄う事が出来ません。
事故というのは自分からわざと起こすものでも、起こしたいと思うものでも無く突然起こしてしまうもの…絶対に無いとは言い切れないのでこのような保険があるのです。
その為、自賠責保険のように強制保険では無いですが任意保険に加入しているバイク乗りがほとんどなんですよ?
そして任意保険は「保険会社」と「選択する条件」によって金額が変わります。
これから乗る予定のバイクや、保険の見直しを考えているなら一回見積もりしてみてはいかが?
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自賠責保険はもちろんの事、任意保険も絶対に入っておくべき保険ですよ!
自賠責保険は契約年数が切れる毎に費用がかかり、任意保険の場合は一括で支払う事も月々支払う事も出来ます。
軽自動車税
バイクは排気量に限らず”軽自動車税”と言うものがかかります。
これは毎年4月1日時点でバイクを所持している人に対して発生する支払い義務であり、排気量によって違いはありますが、1年に1回支払うと考えると比較的安いです。
バイクの軽自動車税は以下…
排気量 | 軽自動車税 |
50cc以下 | 2,000円 |
50cc~90cc | 2,000円 |
91cc~125cc | 2,400円 |
126cc~250cc | 3,600円 |
251cc以上 | 6,000円 |
大型に乗っていたとしても1年に1回の支払いで6,000円は他の自動車に比べても安いです。
ちなみにコストコの年会費は4,000円くらいだよ!
それじゃ参考にならないよ…4輪の自家用軽自動車は7,200円、普通乗用車は15,000円~40,000円とかだね!
大型バイクは軽自動車よりも大きい排気量のモデルもたくさんありますが、一律6,000円と考えるとやっぱりお得な感じはありますよね!
重量税
重量税は文字通り”重量にかかる税金”でもありますが、バイクの初年度登録年によっても金額が変わってくる税金です。
重たい自動車ほど道路との摩擦抵抗が大きく、その大きな摩擦を発生させながら走行し道路を傷めやすいとされている為、重量税というものが設けられています。
重量税は基本的に車検を受ける時に支払う税金となっており、あまり意識して支払っているという人はいないでしょう。
じゃあ、車検の無い排気量のバイクは重量税は不要なの?
車検の無い排気量でも重量税はかかりますが、支払いは車両の購入時(届出時)に支払う事になります。
バイクの重量税は以下…
排気量 | 重量税 |
~125cc | 0円 |
126cc~250cc | 届出時に4,900円 |
251cc~ | 年1,900円 (登録後12年まで) |
↑ | 年2,300円 (登録後13~17年) |
↑ | 年2,500円 (登録後18年以上) |
125ccまでのバイクは重量税がかからず、126~250ccまでは新車で購入され今から公道へと走りだしますという届出を出した際に4,900円が1度だけかかります。
251ccからの排気量は車検が必要になり、その車検毎に重量税の支払いが必要になりますが車検は2年毎に1度なので重量税も上記の金額の2倍を支払う必要があります。
そして車検必要排気量の登録後○○年というのは、新車時の登録年数からという意味であり古い車両ほど重量税が高くなる事になります。
税金は基本的には定期的に支払う必要のものであり、年単位となっています。
支払わなければならない費用なのは間違い無いのでこちらも必須となります。
車検費用
車検はご存じの通り250ccまでのバイクは不要であり、251ccからは必要になります。
車検は様々な要因でその金額は変わってきます…
- 依頼するお店
- 乗っているバイクの排気量
- バイクの状態(消耗品や不具合など)
- 諸経費(重量税、自賠責保険など)
お願いするお店によってももちろん金額は変わってきますし、排気量によっても基本点検料金が変わります。
そして消耗品類が交換時期の場合は、交換などを提案されます。
それに加えてここまでで説明してきた税金類も車検時に支払う事となります。
車検は基本的には定期的に行わなければならない点検であり、この機会に色々な部分の「清掃・交換・調整」などの事を一緒にお願いすると単体で行うよりも安くなる場合が多い。
何かの作業するついでに行うと効率の良い部分となると重複作業という事で割安になるんですよね!
もろもろを考えて車検代は大体50,000円~100,000円くらいとなります。
ガソリン代
説明するまでも無く必ずかかる費用がガソリン代ですよね!
ガソリンを補給しないと基本的にバイクは走行する事は出来ません…まだまだ電気バイクは全然浸透しておらず、バイク購入を考えている人でも多くの方はガソリンバイクでしょう。
ガソリンはモデルによって「レギュラーかハイオク」とどちらかを指定されており、ハイオクの方がお金がかかりますね。
消耗品やメンテナンス代
バイクにも多くの消耗品が使用されており、多くの方が認識を持っているのが”エンジンオイル”ですね!
エンジンオイル以外にもたくさんの消耗品が使用されており、乗る回数が多ければ多いほど消耗速度が早いですね。
オイル交換、チェーン交換、タイヤ交換などなどと消耗し交換する必要があるパーツは結構あって1台を長く乗っていればその分交換する回数も増えます。
それに加えて点検費用もかかります。
特に車検を必要としない排気量のバイクであれば、自分のタイミングで点検に出す必要がありその都度点検費用がかかる事になります。
消耗品の交換であれば「パーツ代+工賃」で、点検であれば「点検工賃」という費用が掛かってくる事でしょう!
駐車場代
一戸建てや、マンションタイプなどでバイクを置ける場所が無料で確保されているのであれば無料となります。
が、賃貸などでバイクをおくスペースが無い場合は「駐車場」「貸しコンテナ」「車庫」などをお金を支払って借りる必要があります。
排気量別、維持費比較(年間)
ここまで説明してきた内容を全て合わせて、1年間でどれくらいの維持費が必要か?を見ていきましょう!
お待たせしました!このページのメインコンテンツです。
250cc | 400cc | 401~999cc | 1000cc~ | |
自賠責保険 | 5,080円 | 車検費用内 | 車検費用内 | 車検費用内 |
任意保険 | – | – | – | – |
軽自動車税 | 3,600円 | 6,000円 | 6,000円 | 6,000円 |
重量税 | 4,900円 (新車購入時) | 1,900円 | 1,900円 | 1,900円 |
車検費用 | – | 50,000~60,000円 | 60,000~80,000円 | 70,000~100,000円 |
ガソリン代 (年間1万km) | 30,000円 (燃費40km/L) | 40,000円 (燃費30km/L) | 40,000円 (燃費30km/L) | 60,000円 (燃費20km/L) |
消耗品 メンテ代 | 20,000円 | 30,000円 | 30,000円 | 40,000円 |
駐車場代 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
年間維持費計 | 68,580円 | 82,900円 | 82,900円 | 112,900円 |
年間維持費計 (2年間) | 132,260円 | 225,800円 | 245,800円 | 325,800円 |
多くのファンがいる主力の排気量帯で表を作りましたが上記の感じです。
あくまで概算なので絶対に上記に近くなるというわけでは無く、これよりも多い場合もあれば少ない場合もあります。
年間維持費計(2年間)の方は2年経った事で受ける車検などが入ってくるので、400cc以上の排気量では単純に2倍すれば良いわけでは無く、車検費用が追加されます。
そして任意保険はあなたの「年齢・車両の事故率」などで金額が大きく変わる為、計算には入れていません。
もし気になる場合はインズウェブバイク保険見積りサービスで見積もりチェック!
合計金額を見ると結構高いな…と感じるかもしれませんが、月々に割って見ると意外とそうでもないんですよ?
【表の合計値をひと月あたりにした場合】
250cc | 400cc | 401~999cc | 1000cc~ | |
1年計をひと月に | 5,715円 | 6,908円 | 6,908円 | 9,408円 |
2年計をひと月に | 5,510円 | 9,408円 | 10,241円 | 13,575円 |
こんな感じになります。
リッターオーバークラスでも月々15,000円あればいけそうですよね?これに任意保険を足すというイメージになりますね!
自分がそのバイクを維持できるか?という点のイメージの仕方はこのように月々で計算する事がおすすめ!
車検が必要な排気量だとしても概算を出してみて月々で計算してみる事によってひと月あたりの自分が貯金をするべき金額が見えてくるからです。
バイクに大きくお金がかかってしまうポイントは「故障」「部品交換」「車検」のタイミングであり、これらが必要になった時にそれなりの貯金があれば焦る事はありません。
バイクライフの出費には波があり、生活の忙しさや季節によってその波が生まれます。
バイクに全然お金を使わない時もあればがっつり距離を稼いでお金も結構使うタイミングもあります。そんな時の為に月々計算をしてその分の貯金をしておけば常に安心でいる事が出来ますよ!
維持費を上下する要因
さっきの表はあくまで概算となり、維持費というのは様々な要件が重なることで高くも低くもなります。
代表的な要因は以下で…
- 走行距離
- 保管状態
- メーカー
- 乗り方
故障や事故などのトラブルは急に起こることがあるので入れませんが、上記の要因が大きいです。
「走行距離」が伸びれば、その分の燃料費も増えますし消耗品類の減りも早いのでお金がかかり、距離が伸びなければその逆。
「保管状態」が悪いと、部品の劣化が早くなり交換時期などが早く来てしまう場合があります。
「メーカー」は分かりやすい所で言うと、国内か海外です。
工賃にはレバレートという1時間あたりの料金というもので設定されているのですが、海外モデルの場合は排気量が同じだとしてもレバレートが高くなる傾向があり、国内メーカーよりも工賃が割高です。
最後に「乗り方」ですが、急アクセル急制動などをしていれば燃料やタイヤの減りが早くなりますし、エンジンをぶん回すような場合も燃料消費が早いです。
表現が難しいですが、あまりにも変な乗り方をしているとバイクのエンジン系や駆動系に負荷がかかり故障トラブルにつながりやすくなったりもします。
同じバイクだとしても乗り手が別人であれば維持費が同じになる事はまずありません。
バイクの維持費まとめ
乗るバイクを選ぶ際い、排気量によって維持費はどれくらいの違いがあるのか?というのはたくさんの人が思っています。
誰かに聞いたり、調べたりしても絶対に概算しか出てきません。
それは個人の扱いを含む色々な要因でその金額が上下してしまうからなんですよね。
バイクの維持費ってよっぽど故障や事故を連発していない限り結構安いんですよ?
月々計算をしてみると全然手が届く金額であり、バイク本体をローンで購入していたとしても学生でも十分に乗り続ける事が出来たりするレベル。
ただ、これを読んでみてもまだちょっと心配だな…とか不安に思うのであれば「バイクの保管や手入れ」についてしっかり勉強をしておく事や
「バイク保管の為の初期投資」をしっかりと行う事をおすすめしますね!
という事で、現場からは以上です。
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